« ムジカマジカ参 告知! | トップページ | つれづれ9・18 »

新作 詩2篇

新聞から依頼があったので
社会性のある詩を二篇用意して
投函。
どちらも同じテーマで
名古屋の焼身自殺を扱ったもの。
私もアトピーで
ひどいいじめ体験もあり、
たいへん、ショックな事件だった。
それなのに、
もうニュースでは
忘れられようとしている。
忘れないため、自己にまず刻み込むための創作。

         †   †   †   †

 星と落葉と
 

障害者手帳を求め
わたしは七月生まれを詫びている
晩夏が過ぎ──わたしの馴染みの秋がきた

ひとは命を散らさず
とわに さびしい常緑樹

そしてすぐに忘れてしまう
命を散らした少年の
焼身のことを
人生の枝から人知れず落ちた
明日の若い落ち葉たちを 
わたしはわたしの薪を背負い
この 眠れぬ夜に炎を燈す──

年間三万の落葉踏みしめ
ひとは何処まで歩くのだろう
あなたの灯かりが点るころ
風すら迷子になって
あなたの窓を揺らしているのだ

そんなときどうすればいい
そんなときは窓を開け
行き場のない風と一緒に
見知らぬ星を見るがいい
散っていった命が
ひと知れず
あなたのそらに
輝いて──

星と落葉とあなたとわたし
 引き合うかすかな痛みに震え

風の命の弔いに
 耳を澄ませているだろう



         †   †   †   †


 焼身の八月二十一日


焼身自殺をした名古屋の少年がいた
アトピーによるいじめだと聞いた
私も同じアトピーで 包帯まみれだった
「ミイラ君」と呼ばれ
「アトピーが伝染るから近寄るな」と嫌がられ
血ではなく、透明な黄色い血漿に染まり
包帯を解くとき
皮膚が一緒に剥がれていった
頭に膿がたまり 医者がそれを
一つ、一つ、潰していった
涙が 出た

なんというダイイングメッセージ
焼身とは
訴えるすべのない駆け込み訴え
苦行の果て
ついに祝福できなかった体に
もう苦しまないよう
涙し
灯油を注いだのだろうか
洗礼のように
永遠の命を信じ、願い、
祈りは
焔となって
天を焦がし──

地の人々は
思い出したくないことはすぐに忘却してしまう
忘れることで繰り返し 殺す
本当の死を
少年に与えて
なにごともなかったように

今朝また流れた知らせを
はじめて聞いたできごとのように


 どちらが掲載されるかは、編集局にご一任。
 ムジカマジカのライヴが近い。気合入魂せねば。

|

« ムジカマジカ参 告知! | トップページ | つれづれ9・18 »

コメント

社会性と生きる意思を感じる詩ですね。忘れてはいけない詩と死ですね。

投稿: daiyuuki | 2009年9月18日 (金) 19時38分


仕 事辞めて毎日パチ行って気付いたら借 金 5 0 0 万でガクブル(;゜Д゜)
切羽詰ってたし、久しぶりに会った祐一が教えてくれたヤツ試してみたの!
ビビったw 始めてからまだ半年なのに完 済した上に貯 金 1 5 0 万wwwww
おかげで毎日パチ遊びしまくりw 負けてもココから回収出来るもんなwwww

http://pamp.gorioyaji.net/5lglw-r/

投稿: 毎日パチ三昧(・∀・) | 2009年10月18日 (日) 01時44分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1110151/31424951

この記事へのトラックバック一覧です: 新作 詩2篇:

« ムジカマジカ参 告知! | トップページ | つれづれ9・18 »